新政権の誕生により景気回復が期待されるインド 主要州の電力需給

2013年11月の国際協力銀行が行った海外に生産拠点を有する日本の製造業625社を対象とした調査で、インドへの工場進出の最重要課題としてインフラが未整備(比率57.2%)であることをあげている。  今年の5月に就任したモディ首相は、インフラでは、電力整備を最重要課題とし、種々の改革を進めている。                     インドに日本企業が進出する場合電力の供給に不安があるので、殆どの日本企業は、停電による生産停止を恐れ、自家発電設備を設置、コスト高の一因となっている。しかし、インドは、州によって電力需給が異なる。スズキが新乗用車工場を建設するグジャラート州は、電力事情は良い。スズキは、自家発電設備を設置せず、コスト削減を図る。一方最大の商業都市ムンバイを有するマハラシュトラ州は、2017年度までに12.32GWの発電所を操業させ電力不足の解消を目指す。詳細は、スライド36、37、38を参照願いたい。                    以上 開発部長 2014年11月11日

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