英国Tesco(世界3位)のスーパー合弁、スターバックスの最新動向

英国Tesco(スーパー世界3位)、 スターバックスの最新動向 

サービス産業に減速感を強めるインドで、ウオルマート、カルフールに次ぐ世界第3位の英国Tescoは、タタ財閥と合弁事業会社を設立、一方、2012年10月にムンバイのビジネス街にインド第一号店を開店した米国のスターバックスは、インドで積極的な展開を図っている。

コンビニエンスストアでは、数年前に日本勢の進出を模索する動きもあった。しかし、インドへの進出を表明した日本企業はない。インドの消費市場の回復を睨んで、日本勢も参入のチャンスを狙うべきであろう。

1.英国Tesco (イギリスのみならず北半球の十数か国でスーパー、コンビニエンスストアを展開、世界第3位) 

2014年3月21日、Tescoは、タタ財閥の小売企業Trent Hypermarketの株式の一部を146億円で取得したと発表した。Tescoとタタ財閥の出資比率は対等で50:50 。合弁契約後には、インドに12か所の小売店を設置する。Trent Hypermarketは、インド南部、西部にStar Bazar及びStar Dailyと言う名称でスーパーマーケットを展開している。2013年12月両社は、合弁に関する政府承認を取得することを発表していた。 スーパープネー

 

マハラシュトラ州プネーのスーパー

 

 

 

2.  スターバックス(米国)

米国を拠点とするコーヒーチェーンは、インド進出後17か月間に1000近くのパートナーと共にインドに40件のコーヒー店を開設した。インドでの事業は、タタ財閥のTata Global Beveragesと合弁である。スターバックスは、他国を上回る勢いで出展数を伸ばしている。

情報出所:The Economic Times 2014年3月

作成:共同インターナショナル株式会社 開発部部長