日本、インド、米国の自動車メーカーへの販路拡大も
ウインドレギュレーター及びドアラッチモデュール大手のBrose (グループ売上 6530億円)は、インド市場が二桁成長すると予測している。
同社プネー(マハラシュトラ州、ムンバイから高速で3時間)の生産能力を最近2倍とした。Ford, VWに製品を供給するほか、同工場からヨーロッパのVW小型車UP用に輸出している。
インドでは、2002年から2012年まで平均14%の生産増を記録した。2013年はマイナス成長となった。2014年も成長は見込めないと判断している。しかし、マイナス成長は、一時的な現象とし、今後10年間にインド工場は、10-12%生産が増加すると見込んでいる。
Broseは、2011年5月にウインドレギュレーターの生産と組み立てを開始した。その後、車のシートの高さを調整するシートハイツアドジャスターの生産にも着手、2014年10-12月には、サイドドアラッチの生産をインドで開始する計画だ。
同社は、日本、インド、米国の自動車メーカーにも販路を広げ、インドのウインドレギュレーターでは、15%の市場シェアを狙っている。
同社はインドで生産を開始する前にR&Dセンターを開設、多くの顧客を獲得するという異例の戦略を取った。同社のインドのR&Dセンターは、同社の中では、第2位の規模となっている。
同社の本社は、インドを最高のコストベースの一つと考えており、インド工場が世界市場で将来活躍することを期待している。
以上 出所:Economic Times 2014.5.7